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企業情報

まゆ毛、ヒゲ、体毛など頭髪以外の発毛を

望まれる皆様にご愛顧いただいております

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ご挨拶

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 新型コロナウィルスの流行、ウクライナ、中台情勢に見る国際安全保障体制の不安定化は、長期停滞から脱することができない日本経済にも大きな影響を与えています。一方で、CO2削減、働き方改革環境など、サスティナビリティに対する企業の責任が問われる時代を迎えています。弊社のような中小企業にもこのような環境変化の波は押し寄せ、原材料や運送コストの上昇が事業継続を脅かす要因となっております。

 小職は長らくIT業界に身を置いていたため、産業のデジタル化は家庭薬流通という機能的側面のみならず医薬品に対する消費者意識や消費形態の変化に大きな影響をあたえるものと考えています。弊社は70年の長きにわたり発毛促進剤「ミクロゲン・パスタ」の製造販売を通じ、体毛の悩みを持つ方々のニーズに答えてまいりました。あらためて消費者の皆様のご愛顧に感謝させていただくと同時に、環境変化の中で市場を再認識し、新たな価値を創造しながら皆様のニーズに答えてゆく必要があると考えております。

​啓芳堂製薬株式会社 代表取締役

中島 健雄

【プロフィール】

  • 株式会社山種産業(現:株式会社ヤマタネ)(1985-2000)

  • ソフトバンク・ブロードメディア株式会社(現:ブロードメディア株式会社)(2000-2004)

  • ソフトバンクBB株式会社(現:ソフトバンク株式会社)(2004-2018)

  • 明治大学国際総合研究所 客員研究員(2015-2016)一般社団法人ブロードバンド推進協議会 事務局長(2015-2018)

  • 啓芳堂製薬株式会社 代表取締役(2020-)

  • 株式会社CAWAZ 取締役(2021-)、日本ワーケション協会公認ワーケーションコンシェルジュ(2021-)

  • 明治大学大学院 経営学研究科博士前期課程 修了 経営学修士(2022)

  • 株式会社ヤマタネ 執行役員 デジタル推進本部本部長(2022-)

  • ​一般社団法人SDGsデジタル社会推進機構 監事(2023-)

会社概要

品質方針

弊社は、お客様に安心してご利用いただける製品を提供するために、社員の能力向上と、品質活動に係る一連のプロセスの最適化を図ります。

  • 製品の安定供給の維持、製品ライフサイクルを考慮した品質管理を継続的に図ります。

  • GMP、GQP等の関係法令を遵守し、環境変化に対応した品質の向上を図ります。

  • 社員の製造管理、品質管理への教育を継続的に実施し、品質管理・維持に必要な知識を深めます。

2022年3月23日 啓芳堂製薬株式会社
代表取締役  中島 健雄

啓芳堂製薬のあゆみ

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 啓芳堂製薬は、1953年(昭和28年)に育毛剤ミクロゲン・パスタを発売し、約70年の長きにわたり、まゆ毛、ヒゲ、体毛など頭髪以外の発毛を望まれる皆様にご愛顧いただいております。

 創業者の中島三郎は、1917年(大正6年)から大日本雄弁会講談社に勤務し、出版業務の傍ら、遠隔地の雑誌読者に輸入雑貨を送るサービスを開始しました。この新規事業はいまで言う通信販売の先駆けとなり、講談社商事部長として活躍しました。この経験からサイドビジネスとして、1930年(昭和5年)に睫毛カール器の「ビウラ」※1の実用新案と商標登録をとり発売し「毛」に関するビジネスを起業しました。

1931年(昭和6年)には、養毛剤ミクロゲン、脱毛剤デラトンを発売し「毛」に関するヘルスケア事業への方向性を定めました。
1935年(昭和10年)には、講談社を退社し、副業であった事業を「啓芳堂」として創業しました。第二次大戦を経て工場は戦災に会いましたが、戦後の混乱の中、焼け残った「ビウラ」の在庫を大手化粧品会社に売却。その代金を元手に1953年(昭和28年)新たに啓芳堂製薬株式会社として、まゆ毛・体毛用育毛剤「ミクロゲン・パスタ」・頭髪用育
毛剤「ミクロゲン」※2を発売いたしました。
※1ビウラの販売及び商標はビューラー社の岡本求馬氏が引き継ぎ現在”ビューラー”の登録商標は岡本和久氏が保有しています。

※2頭髪用育毛剤「ミクロゲン」は製造中止となりました。

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1917年(大正6年)

啓芳堂製薬創業者 中島三郎 大日本雄弁会講談社 少年社員として入社

1920年(大正9年)10月

中島三郎  大日本雄弁会講談社代理部主任就任/18歳。遠隔地雑誌読者に頼まれた品物を新橋・神田等で輸入商などから調達して送る代行業務を開始。通信販売の先駆け。

1927年(昭和2年)8月

中島三郎  同社宣伝部に転属、この時独立を決意するも副業で起業。
レタリング等広告の基礎知識を習得。 

1930年(昭和5年)

睫毛カール器の「ビウラ」の実用新案と商標登録を取得、 発売開始
主婦の友・小間物時報等に広告を掲載し通信販売を開始

1931年(昭和6年)

養毛剤ミクロゲン、脱毛剤デラトンを発売

1935年(昭和10年)3月

副業が順調になり中島三郎は講談社(当時 商事部部長)を正式に退社
千駄木町に啓芳堂の表札を掲げる/33歳

1945年(昭和20年)1月

B29の空襲により千駄木自宅を消失
警防団団長にて自宅消火適わず土蔵のみ残る/43歳

1945年(昭和20年)2月

出身地である高崎へ疎開。焼け残ったビウラを化粧品会社に商権とともに売却。高崎青果物統制組合書記として戦後再起まで勤務

1953年(昭和28年)3月

啓芳堂製薬株式会社に組織変更、取締役社長に就任/51歳
育毛剤ミクロゲン・パスタ発売 雑誌広告・ラジオCM・テレビCM開始

1960年(昭和35年)1月

中島貞夫  高崎商業高校 物理・数学教師を退職し、取締役専務として入社/39歳

1985年(昭和60年)6月

中島三郎 取締役会長に就任/81歳
中島貞夫 代表取締役社長就任/64歳

1994年(平成6年)8月

中島三郎 89歳で死亡/在職56年

2009年(平成21年)6月

​改正薬事法施行により、ミクロゲン・パスタは第一類医薬品に分類される。

2011年(平成23年)3月

中島貞夫 90歳で現職社長として死亡/在職51年
中島研一朗 代表取締役就任/60歳

2014年(平成26年)12月

「ビウラ」復刻版を発売

2020年(令和2年)6月

​中島健雄 代表取締役就任

「ミクロゲン・パスタ」名称の由来

「パスタ」と言うとイタリア料理を思い浮かべると思いますが「パスタ」はラテン語のpasteに由来しペースト状を意味します。薬事の世界では、「医薬品の粉末を多量に含む軟膏(なんこう)様の外用剤で、泥膏(でいこう)ともいわれる。日本薬局方では軟膏剤に含めている。すなわち、軟膏剤のうちで固形成分のとくに多いものをパスタ剤と称している。」(出典 幸保文治,小学館,日本大百科全書ニッポニカ)と「パスタ剤」の分類が規定されています。弊社以外にも「パスタ」を名乗る医薬品があり、有効成分皮膚から浸透せるためにクリーム状の軟膏を用いる例があります。

 残念ながら「ミクロゲン」の由来は不明です。海外にも「microgen」を称する化学会社等が存在するようですが、弊社とは関係がありません。また、海外ではこのブランドロゴ真似た類似品(成分・効能は全く異なります)が流通しているようですが、これもある意味70年にわたり培われたブランド浸透の結果と考えられます。かつてはテレビCMを放映していたこともあり、年配の方には一定のブランド認知をいただいています。昔のアニメを思い起こさせるレトロな「ミクロゲン・パスタ」ロゴも、今では若い方に新鮮に映るかもしれません。(商願平02-020789)(商願2018-052700)

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​ビウラについて

啓芳堂製薬は、1930年(昭和5年)に睫毛カール器の「ビウラ」1の実用新案と商標登録を取得、発売しました。Wikipediaによると、アイラッシュカーラー(eyelash curler)※2が普通名称ですが、日本では一般的にビューラーと呼ばれ、この語源は商標としての「ビウラ」に由来するものと考えられます。弊社は2014年に復刻版「ビウラ」を限定発売いたしました。(現在終売)

※1ビウラの販売及び商標はビューラー社の岡本求馬氏が引き継ぎ現在”ビューラー”の登録商標は岡本和久氏が保有しています。

※2アイラッシュカーラー(Wikipedia)

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2014年に当社から発売した復刻版「ビウラ」

時代を超えて

 かつてはイメージキャラクターとして有名タレントを起用したり、新聞雑誌だけでなくテレビ、ラジオコマーシャルも展開していました。 時代の変遷の中で、まゆ毛の流行も、石原真理子さんに見られるバブル時代の太眉から、安室奈美恵さんの細眉へ・・・と何度か変化しています。このような流行の変化の中で、ミクロゲンパスタは、自分のまゆ毛にこだわる方のニーズに応えてきました。

 一方、ヒゲは「強い男」の象徴でしたが、現在は韓流タレントのように脱毛したツルツルの肌が流行しています。一方で、EXILE(エグザイル)や「ちょい悪オヤジ」のようにヒゲはファッションだけでなくライフスタイルを表現するものとなっています。
 加齢による貧毛はとかく頭髪に目が行きがちですが、まゆ毛、ヒゲなど顔にも表れ、アンダーヘアの貧毛に悩みをお持ちの方もおられます。いつまでも若々しさを求める方に「毛」の存在は重要と考えられます。
ミクロゲンパスタは時代を超えてこのような「体毛」の悩みにお応えし続けています。

ミクロゲンパスタ広告例
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